タスク管理を始めると訪れる無力感
はじめに
タスク管理を始め、習慣としてできることが増え、仕組みになりかけたところで、きっとこのようなことを思うことでしょう。
「面倒くさい」と。
この「面倒くさい」ですが、実は管理の手間やツールの使い方の学習に関する手間によるものではなく、無力感にあるかもしれません。
この無力感はタスク管理を始めると、ぶち当たるであろう最初の壁です。
もくじ
なぜ、無力感なのか
タスク管理を始めると、やろうとしていることはもちろんですが、やったこともはっきり事実として残ります。
これは文字だけで見ると当たり前じゃないかということですが、 タスク管理をはじめてみると少し見方がかわることがあります。
それは、案外できていないという事実があるからです。
もっとできるはずなのに、もっとできていたはずなのに。
これは、人によっては衝撃かもしれませんし、恐怖にも感じられるかもしれません。
最初のうちは、なんとかそれでも繰り返して進めてみるのですが、やはりうまく出来ない自分は残ります。
そうして、出来ない自分が繰り返し出現すると、だんだんとツールが使いにくい、わかりにくいとなんだかんだ理由をつけては、 自分以外の外部に責任を転嫁し、事実から逃げるようになります。
さらに進むと「タスク管理はダメだ」と解釈し、やめてしまいます。
合わない、向かないなどはあるかもしれません。時間対効果が悪いということで、やめるのも正しい選択です。
しかしながら、「面倒くさい」が現実を直視したくないという理由であれば、状況は改善しません。
時間を空けて、またタスク管理がやはり必要だよねと戻って来ては、失敗を繰り返してしまうことでしょう。
どうやって無力感と向き合うか
このブログでも繰り返し主張している内容ですが、過剰に期待している節があるように私は思います。
過去の記事でも言及していますが、この界隈の達人たちに合わせるのは、オススメしません。
エッセンスやアドバイスをいただき、少しずつ真似するのがオススメです。
また、タスク管理は、少しずつ変えていく必要がある行為なので、導入しても、即効果が出て劇的に改善する類の方法ではないということも繰り返し主張したい。
もしも、タスク管理を始めることで、出来ない自分が見えて来たのならそれは大きな進歩であるということを忘れてはいけません。
もっとできるようになるのは、翌日、翌週などに活かせば良いだけの話です。
ほんの少しでも、変わることを大切に。
良くも悪くも変わったかどうかというのは、記憶に頼るのは限界があります。
だからこそ、記録はとても重要なのです。
デジタルでもアナログでも良いですが、記録は必ず残すこと。
そして、定期的に振り返りをしてください。
くれぐれも、タスクが処理できたからといってその場で忘れ去るのは、やめましょう。