服装自由な私がジャケットを羽織る理由
ここ最近、身なりに少しだけ気を配っています。
ブランド物を身に纏うというようなことではなく、 日常的に使うもののメンテナンスというのを意識的に、丁寧に扱うようにしているとでもいいましょうか。
偶然か今までの職場全てで、服装自由でした。もちろん、今もです。
服装自由となると、スーツ寄りの服装をあえて選ぶ人は少なく、どちらかというとゆるいカジュアル寄りの服装を選ぶ人が多いです。
今までは私もカジュアル寄りで、 いかに楽に着られるか、ダメになったら直ぐ捨てられるとか、洗濯するのが楽だとか、アイロンかけなくてもいいとか、着まわしがきくとか、早く乾くとか、シワになりにくいとか、管理上の効率(≒コスパの良さ)を重視していました。
それなのに、なぜ、ここでいう効率に反しそうな服装を選ぶようにしたのでしょうか?
きっかけは、とあるセミナーにありました。
ただ、効果がありそうだと、より確信へと近づけてくれたのは、この本です。
- 作者: 新津春子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
日常的に触れるものこそ、丁寧に扱うべきだと思わせてくれました。
セミナーと本から得た着想を元に、実際に手を出したと言うのが経緯になります。
「日常的に使うものを丁寧に使う」
これには、年始に立てた目標の一つである自己肯定感の低さの問題への取り組みに関係しています。
自己肯定感の低さの何が問題かと言うと、
本当は、十分やっているのに、そのやったことというのを自分が肯定することができないために、 他人からたとえ評価されたとしても受け入れられない。 もちろん、他人ではなく自分の行いの場合も同じで、自分がタスク管理などで残した記録などの事実を適切に受け止められないということです。
穴の開いたバケツに水を満たそうと一生懸命、水を注いでいるような状態で健全ではありません。
穴が空いたバケツに水を注ぎ、満たそうとするなら、穴が空いていることに気づき、穴を塞ぐなどの対処が必要です。
少し別の話を。
認知行動療法では、誤った認識を認知のゆがみと言ったりするそうですが、 ゆがんだ認識を変えるには、事実と認識を分けて客観的に評価するということが方法としてあげられます。
だからこそ、日記を書いたり、カウンセリングを受けたりする意味があるわけですね。
私は、気づきました。
認知(考え方)が行動に影響するならば、行動が認知(考え方)に影響しても不思議ではない、と。
というより、影響するはずなのです。
気づきは、とあるセミナーで学んだことだったと冒頭に書きました。
よくよく考えてみると、自己肯定感が高い人(たかそうな人)は、 自己肯定感が低い人と比べて、「日常生活の中での振る舞い」が異なると気がついたのです。
「日常生活の中での振る舞い」の中でも、特に簡単な部分を変えて見たのです。
それが身なりです。
難しいことはしていません。
定期的に靴を磨いたり、布に溜まった不要なレシートを定期的に処分したり、シャツにアイロンをかけて、ピシッとするだけ。
やってみてわかったことですが、 日常的に使うもののメンテナンスをしっかりするというのは、想像以上におそろかにしてきたということがよくわかりました。
しかし、日常的に使うもののメンテナンスを少しするだけで、気持ちがなんとなく前向きになり、もっとできる気すらしてくるのです。
たったこれだけのことで、後ろめたさが少しでも減るならば、実はコスパが良い行動だとは思いませんか?
- 作者: 新津春子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る