取り組みは小さく、たくさん試して学びを得る
はじめに
マシュマロチャレンジという話を知っていますか?
面白い実験です。
動画自体も面白いですが、実際にやってもこの通りになるのが面白いです。
私も初対面の人と実際に行った経験があります。いい成人男性がマシュマロとスパゲティをテーブルに並べてあーでもないこーでもないと言っては試す様はなかなか滑稽でした(笑)
実際に取り組んだときの結果は、ひとまずマシュマロは立った程度で周囲との差も大差なく、なんとも微妙な気持ちになった覚えがあります。
もともとこれはチームビルディングの話なのですが、
タスク管理の方法にも似たようなことが言えること、お気づきでしょうか?
今回はそんな話を書いて見ることにします。
タスク管理と試作品
試作品を作るという発想が重要だというのは、実はタスク管理の考え方にも取り入れることができます。
タスク管理に取り組みをされている方は、日々より良くしようとしている方々で尊敬できる人ばかりです。
ただ、なんのためにタスク管理をしているかという目的を忘れてしまって、タスクの消化自体が目的になっている人がいます。
私は、盲目的にタスク管理をするといいらしいぞ!ということで取り組んでしまって、
なんだかよくわからずタスク消化=目的としている人を減らしたい。
タスク消化=目的としているのはこんな人
あらゆるタスクをTODOリストに詰め、あらゆるタスクを効率化しようとする取り組みをしている人です。
私もそういったことに取り組んだことはありました。
しかし、やめたほうがいいです。この取り組みは間違っています。
特殊な属性を持った人でなければ、大概、どこかで頭打ちし、煩雑な仕事が増えより状況が悪化することでしょう。
タスク管理によらず、なんとなく不思議にも身の回りにも溢れている気がしませんか?
欲があるのが悪いのではない
一概にこれが問題だ!と言い切れないのですが、一つ問題だと考えているのは、
期待しすぎ・欲張りすぎということ。
タスク管理を始めたきっかけが
目の前の仕事が多すぎるからキツイ、仕事が遅いと言われるのが嫌、仕事を早くこなして早く帰ってしたいことをする
である場合は、要注意。
出来もしないのに、あれもこれも一度にやろうとするとだいたい失敗します。
より多く失敗しよう。学びを得よう
欲を持ったり、期待することが悪いのではありません。
出来もしない単位で一度に取り組むのが悪いのです。
うまくいった場合は、とても得られるものが大きいですが失敗したときのダメージも大きい。
さらに、うまく言っている間はいいですが、うまくいかない場合は、だんだんと取り組み自体が怖くなってしまうという不幸も訪れます。
この場合、取り組み自体をやめてしまうか(続かなくなるも含め)、より安全なタスクの消化を望む、または何かと言い訳をつけてタスクの実施を先送りするのではないかなと思っています。
では、どうしたらいいのか?
一つあえていうならば、小さく始めることです。
目的達成のための最短ルートを思い描くかもしれません。むしろ、ルートがわかるのなら、さっさとやればいいだけの話。
今すぐやりましょう。
そうでなく、よくわからないのでとりあえず何か取り組んでみようということならば、
期間を決めて取り組むことをお勧めします。
私のオススメは、1週間。この程度ならば問題が大きくなりすぎません。
週末という機会もありますので、振り返りもしやすいからです。
もちろん、この話は全てに適用できるわけではないことは理解しています。
ただ、全てに適用できないわけでもないのも事実です。
最初から、失敗することを前提にした仕組みにするということ。
小さく、より多く試して、より多くの学びを得て、変えていけばいいだけじゃないか。
マシュマロチャレンジからの学びかもしれませんね。