ハイブリッドでいこう

いいとこ取りを目指して試行錯誤するブログ

2017年に読んだ本のマイベスト5を紹介するよ

はじめに

2017年も残りわずかです。 今年も振り返るといろんな本を読みました。 そこで今年読んだ本を振り返り、自己評価の高かった本を5冊紹介します。

今年読んだ本の詳細はこちら。今年は昨年の半分程度でした。

m_kawaguchiさんの2017年の読書グラフ - ブクログ

今年読んだ本の中のマイベスト5冊

1. 反脆弱性 (上・下)

この本は痺れました。

と、いうのも、社会に出る前から思っていて実践してきたことが明快な言葉で説明されていたからです。

一言で言うと、損失限定・利益無限大のオプション戦略

時間などの変化、ストレスに対して脆くなく強くなる性質を持つもの=反脆い性質を持つものを探すと面白いと思います。

2. 内向型人間のための人生戦略大全

内向型人間のための人生戦略大全

内向型人間のための人生戦略大全

この本も今年出会った本で欠かせない本でしょう。

あなたが音に敏感で、1人になることで元気を取り戻すような気質があるのなら、この本は良い選択なのかもしれません。

ブログ記事にもしたので、詳しくはそちらを参照していただきたいのですが、私が典型的な内向型人間であり、エネルギーの充電の仕方が一人になることで、他人と関わることでエネルギーを得られる外向型人間と異なると知れたのはとても大きい学びでした。

強調したいのですが決して、他者と関わることを拒絶しているわけでも、嫌なわけでもない。

ただ、充電の仕方が他人と関わることで充電できる外向型人間と違うだけ。疲れたら休みたい。それだけなのです。

この本を読んでから、意図的に一人になる時間を増やしバランスをとるようにするようにしました。毎週末、お高い喫茶店にいくのは、振り返りと充電のためなのです。

本についての詳細のブログ記事はこちらです。

m-kawaguchi.hatenablog.jp

3. 大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

ディープ・ワークとシャロー・ワーク。

ディープ・ワークとは、注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動のこと シャロー・ワークとは、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い仕事。

シャロー・ワークに没頭して多くの時間を費やせば、ディープ・ワークを行う能力は低下し続ける という、恐ろしいことが書かれています。

特に「生産性の代用としての多忙」の話は、共感した内容です。

仕事において生産力や価値があるとはどういうことかを示す、明確な指標がなければ、多くの知的労働者は工業における生産性の指標に戻っていく。つまり、目に見える形で多くの事を成すこと

昨今の働き方改革の話と重なりませんか?

タスク管理に関心や興味がある人は、ご一読される事をお勧めします。

4. 会社と上司のせいで燃え尽きない10の方法 「バリバリな人」ほど失いやすい生き方のバランス (BEST OF BUSINESS)

バーンアウトって知っていますか? 燃え尽き症候群ともいう精神状態のことを指します。聞いたことある方もいらっしゃるかもしれません。

書籍によると、

仕事に熱中している人は、昼間はもちろん夜中まで働き、ほんの数時間の睡眠で元気を回復して、再び仕事にとりかかることができる。燃え尽きてしまう人の多くは、こんなタイプの人である p.62より
彼らにとっての燃料は、報酬である。報酬が得られなくなれば、エネルギーは減退し、燃え尽き始める。p.70より

私はこのタイプの人で過剰負荷になりがちです。そのあと燃え尽きます。心当たりがある人は、是非。

5. 暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

抽象度が高く、読書という体験を通じて思考実験しながら読むような本で、初めて触れた倫理学の本です。前述の「大事なことに集中する」にも関係するのですが、「暇」や「退屈」を恐れて、とにかく手を動かすのはどうなのか?という疑問から、行き着いた本です。

考えながら読みたい一冊です。 

番外編

自分の時間を取り戻そう -- ゆとりも成功も手に入れられるたった一つの考え方

働き方改革と言われていますが、私にはどうもうまくいかないのではないかと思ってなりません。労働時間を制限するというのは、被雇用者を守るという観点からも必要だというのは自明なのですが、その先がないように見えるからです。労働時間の制約をより厳格にすることで、収入が減り、収入を補うために副業や兼業で労働に対する投下時間を増やすだけだと一見すると総労働時間を増やすだけで悪化しているようにも感じられます。

生産性という観点から変えていくためには、どのような手段がありますか?というヒントを与えてくれる一冊です。

ビジネスマンのための時間力養成講座

お守りとして時々読んでいる時間術に関する本。スターの時間を確保するために朝早起きて活動するようになりました。

幸福の資本論

この著書によると、「社会資本」「人的資本」「金融資産」の3つのポートフォリオを組み合わせる事で、目指せる人生パターンが8つあるそうです。 8つのパターンは、貧困、プア充、ソロ充、退職者、リア充、旦那、お金持ち、超充。

お金を持つ事で幸福になれるのだろうか?という疑問から、手に取った一冊でした。 もちろん、全部が充実している「超充」は最強ですね。

詳しくはこちら 橘玲の日々刻々 | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン

新しい時代のお金の教科書

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

仮想通貨(ビットコイン)の投機に湧いています。お金の歴史や役割など、丁寧かつ簡潔に説明されている本です。

自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ

掃除、筋トレしよう!

フロー体験 喜びの現象学

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

フロー体験=幸福

タスク管理で目指すのはきっとフロー体験をいかに再現性を持たせるようにするかだと私は思っています。意に反してシャロー・ワーク(前述)が増えるのですが😢

おわりに

見返すと、哲学的な内容を含むもの心理学に関係する書籍が目立ちます。

それもそのはず、ここ数年はより多く、より効率的に働くことよりも、いかに小さい力で大きく作用するかを考えるようになったからです。

どうしても私は、進み始めると過剰になる傾向があります。端的にいうと、ガス抜きが下手なのです。 基本のラインは維持したまま、負荷をかけるときはかけるで良いけれど、緩めるときは緩めるということができることで、随分生きやすくなるだろうと思っています。

やっぱり、日々生き生きと過ごしたいじゃないですか。 きっとこれからも試行錯誤は続きます。