積み上げることで、使用価値の増える仕事。
または、繰り返さないと一定の水準を保つことができなくなる仕事。
これらをリピートタスクにすべきだと考えます。
何でもかんでも、現状に合わせてリピートタスクは作ってはいけないのです。
タスク管理を長らくしてきての違和感
このブログでは、主にタスク管理に関係する話を扱ってきています。
タスク管理は、日常生活をサポートしてくれる心強い手段なのですが、どうも昔から違和感がありました。
それは、
タスク管理をすることで仕事が効率化され、できることは増え、それなりの成果も出たが、
できるようになればなるほど、頑張れば頑張るほど、タスクが増えるのです。
特に仕事での場合は、顕著で、できるようになればなるほど、差し込みも増えるし、単純な仕事量も増えました。
より正しく書くと、仕事が終わったから、今日はおしまいにはならず、
一時的に良くなるが、すぐ同じ構図に戻るのです。
頑張れば頑張るほど、仕事が増える状況はなぜ起きるのだろうか?
それは、労働を消費しているからなのかもしれません。
ここ最近、本屋でこの本に出会いました。
人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点 (講談社+α文庫)
- 作者: 木暮太一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/20
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この本の中で、ラットレースという言葉を使っていて、「金持ち父さん貧乏父さん」を昔読んだことを思い出しました。
頑張っても頑張っても仕事が増える、この構造は、まさにラットレースです。
ラットレース(英語:rat race)とは、働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のことである。 ラットレース - Wikipedia
本を読み進むにつれ、
私は労働を消費しているのだと気づきました。
労働を消費することで、
労働の再生産を行うための給与を得ることができる
= ほどほどの生活を持続することができる
= 安心を得られ、居心地良い
知らず知らずの間に、これで良しとしていたことにも気づきました。
なぜなら、忙しくしている間は、目先、安心を得らえるからです。
しかし、労働を消費するルーチンをいくら積んだところで、苦しいままです。
私がこの記事で言いたいことは、
消費するための行動をルーチンしても、消費が増えるということです。
タスク管理の達人達は、同じ繰り返しでも、消費を蓄積することで価値ある形へと変えて、繰り返しをしているように思います。
時間は希少資源のはずなのに
私は、不思議でなりませんでした。
不思議に思うと同時に、このままでいいだろうかと常に疑問に思っていました。
もちろん、私は、このままで良いとは思いませんでした。
だからこそ、色々試行錯誤をしますし、最低でも週単位でちょっとした変化を必ず入れるようにしているのです。
試行錯誤の過程で、イケそうだとわかって、実際に行動を大きく変えたこともあります。
余剰時間でしたいことをするというのをやめて、先にしたいことをするという発想に至ったのは、この試行錯誤の1つでした。
具体的には、朝早く起きて活動することです。その方が1日をより有効に使えるからです。
他にも、
時々、ジムに行き、泳いだし走ったり、サウナに入ったりするようにもなりました。
これは体に負荷をかけて、よく眠るためです。
よく眠ると、心身ともに疲労回復はできますし、翌日もまた元気に1日過ごすことができます。
よく眠ることは1日を有効に使う上で、最も効果的なので、お金をかけてジムに行き、体に負荷をかけているのです。
限られた1日の時間を有効に使うための、試行錯誤だったわけですね。