一人ブレストするのに壁を使う
はじめに
なぜこの方法に気づかなかったのでしょう。
自宅には使っていない広い領域がありました。
それは、壁です。
賃貸でも持ち家でもオフィスでも、壁はどこにでもあるはずです。
そしてこの壁は、結構大きい。
ある日、この壁をキャンバスに見立て付箋を使って一人ブレストする方法を思いつき、試してみたところ、
案外、勝手がいいので今回はそんな発見を記事にしてみました。
ソフトウェアの開発手法にアジャイルというものがあり、その一つに「かんばんボード」というのがあるのですが、それとかなり似ています。
アジャイルの場合の「かんばん」は、改善のコミュニケーションのためのものなので、今回は目的が違います。
もくじ
なぜ、壁なのか
理由1. デジタルツールが苦手な「俯瞰」がしやすい
タスク管理ツールやスマホアプリなどのデジタルなツール。紙や付箋やホワイトボードなどのアナログなツール。
私はそのどちらも使います。デジタルアナログ共に得手不得手があるからです。
私は、デジタルツールの苦手とする部分は「俯瞰」しにくいことだと思っています。
どうしても、画面の解像度と使うツール仕様という制約に引っ張られます。
具体的な作業の進捗や工程管理をする場合、特定のきっかけで何か作業をする必要がある時は、制約があった方が何かと便利で、 デジタルツールの方が適していることはあるのですが、
問題がはっきりせず、曖昧でディスカッションをしたりする場合の時は、アナログのツールの方が便利な時があります。
アナログなツールは、物理的な作業スペースがあればよく、とりあえず書き出し、「俯瞰」して整理という使い方がしやすいです。
壁は、この使い方に合い、領域も広いし目につくし、ちょうどよかった。
理由2. 壁を汚す心配がない
今の家は賃貸なので、直接何か書き込むことはできません。
よって、汚す心配があることはできないのですが、付箋を使う方法ですので汚す心配がありません。
強粘着タイプであれば、剥がれ落ちることもほとんどないです。
理由3. すぐできて、すぐやめられる
付箋にボールペンで書き出して、壁に貼るだけですから、すぐできます。
そして、やめるのも簡単です。剥がして捨てるだけです。
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どうやって使うのか
「付箋に書くのは一つだけ」です。
小さい付箋を使うのもコツです。あえて、たくさん書けなくする。
例えば、着終えた服を洗濯するのがタスクだとすれば、「洗濯する」としか書かない。
いつ、だれ、とも書かない。ただ、タスクになりそうな懸念事項だけを書いて張り出すだけ。
とにかくたくさん書いて張り出す。
懸念事項や思いついたことをとりあえず張り出すことだけをします。
バッと書き出した後は、「俯瞰」をして、似たような内容を近くに貼り直し、グループを作ります。
グループとグループを見比べて、関係性があるかを考えます。
この作業を繰り返し、グループ化できなくなったら、初めて、関係性を考えます。
依存関係であったり、因果関係がありそうだということに着目をします。
より影響度の高そうなグループを選び、ゴール設定をします。
あとは、実行するだけ。
週末にでもやってみてどうだったかの振り返りをしましょう。
おわりに
デジタルツールの弱点でもあると思っている、俯瞰しにくい問題。
まさかこんな身近に大きな作業スペースがあるとは思いませんでした。
自宅の壁という壁が付箋だらけになっていて、なかなか気持ち悪いのですが、やるべきことを自信を持って取り組めるので、付箋だらけの壁の気持ち悪さを除けば、気分は良いです。
今回の振り返り
やったこと 朝の時間にブログを一気に書いた。主張したいことは下記のムック本のフレームワークを使って整理し文章にするという作業を試行中。
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わかったこと 夜以上に時間の制約が厳しく、途中で中断せざるを得ない状況になった
次に試すこと 時間内に収まるよう時間配分とデッドラインを厳しくする